高松幼稚園では、教育方針に基づいた具体的な取り組みを、下記のように実践しております。
高松幼稚園では「聞いたことは忘れる 見たことは思い出す したことはわかる」という観点から、直接体験を重視しています。色々な直接体験を就学前に行うことにより、自ら「生きる力」を持った人間へと成長していきます。
- 【 満3歳児 】
- 随時
- 【 年少児 】
- 水曜日
- 【 年中児 】
- 月曜・木曜日
- 【 年長児 】
- 火曜・金曜日
南園舎での実施内容
広い運動場で運動あそび、サッカーなどの競技、自転車・スケーター・遊具を使った遊びを楽しみます。また、いも畑・果樹園などでの園芸体験や収穫体験 等もできます。
南園舎以外での実施内容
年少児 | 栗林公園しょうぶ園、新屋島山上水族館、みかん狩り・はにわっこ広場、親子遠足、落ち葉拾い、栗林公園梅林散策 等 |
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年中児 | 栗林公園しょうぶ園、庵治江の浜海岸海水浴場、虫とり、さぬきこどもの国、落ち葉拾い、防災センター見学、たこあげ、栗林公園梅林散策、如意輪寺公園 等 |
年長児 | 幼稚園まつり、栗林公園しょうぶ園、内場ダム・御殿浄水場見学、プラネタリウム、七夕まつり、ことでん電車教室、塩江での夏季林間宿泊保育、高松空港・さぬきこどもの国、みかん狩り・はにわっこ広場、イサム・ノグチ庭園美術館、親子遠足・女木島、落ち葉拾い、消防署見学、防災センター見学、たこあげ、郵便局見学、栗林公園梅林散策、峰山登山 等 |
本園創立以来続く伝統的な教育で、毎朝、朝の集会の後、約5分間、主として和音と単音の聴音弁別を中心に行っています。さらにリズム感育成のためにリトミックも交え3歳児から毎日の日課として実施。音への感性を磨きます。
※リトミック:リズムや音に対する身体的な反応・行動に着目したもので、創造的な人間教育の手段として広く活用される音楽教育体系。
特別教育の一環として、Native Speaker(アメリカ人のCassandra Snow先生)による英語の遊びを展開しています。簡単な挨拶や発音の聞き取り、お話タイムでは絵本の読み聞かせ等を行っています。
また登降園時や自由活動など毎日の生活の中で英語に親しんでおり、これは聴覚への刺激だけでなく、外国人講師を通して異文化理解の良い機会にもなっています。
やさしさや思いやりの心が育つこの時期、1日1回じっくり、ゆったりとした穏やかなひと時を担任や子ども同士で話し合ったり、紙芝居・絵本・連続物語など、発達に応じた児童文化に親しむことで、話を聞く力や集中力を高め、想像力・創造力を育んでいきます。
毎日、午後は担任や友だちとゆったりと話し合ったり日本のみならず世界中の童話や物語に親しむ時間を持っています。3、4歳児で年間通して150冊以上の物語や絵本に触れており、日々の連続物語の読み聞かせが楽しみで、「今日も続きが聞きたい」と登園してくる子もいます。そして、年長の12月には世界でたったひとつの創作物語ができます。
特別教育の一環として、造形・音楽教育を行っています。さまざまな直接体験を行うことで、芸術的感性と技術的レベルを高めます。そして日々の活動の積み重ねの集大成として、音楽会での発表、造形美術展での創作展示などがあります。一人ひとりチャレンジしますし、また、友だち同士力を合わせて創造してゆく喜びも充分に味わうことができます。
- 友達や家族のほかにも相互に依存し合っているものがあることに気付く。
- 自分のものの見方・考え方は、たくさんあるうちの一つにすぎないということに気付く。
- 自分も周囲の世界に対して影響力を持った人間であるという意識を持つ。
- 自らの価値を認め、自分なりの誇りを持ち、他の存在も正しく評価できる目を持つ。
- 明確な自己表現力や、相手の話を理解しながら聞く能力を身に付ける。
「聞いたことは忘れる 見たことは思い出す したことはわかる」という有名な言葉の考えに基づき、グローバル教育に取り組んでいます。
高松幼稚園では、「幼児期の学びの源泉は身体的リアリティーの中にある」と、創立以来本物志向で大自然の中に遊び、自らの五感をフル活動させて感じ考え「生きる力」や技術を直接経験のもと、体得することを第一義としてきています。この直接経験の教育を基に、特に2つの点を意識をして日々の教育を行うことで、グローバル教育に結び付けています。
セルフ・エスティーム(自己肯定感)
自分という存在が他にかけがえのない存在だと感じられることで、自分の能力がささやかであるかもしれないが、それを使って自分にはむろんのこと、他人や社会にも何らかの貢献ができる存在だと自分を確信できる状態がセルフ・エスティームの確立された状態です。
自らを肯定的にとらえ、価値あるものとして誇れる気持ちがあれば、他の人やモノも同様に肯定的な視点でとらえるようになり、健全なセルフ・エスティームは、よい人間関係の基盤となります。自分に価値を認め、他人のそれをも正しく評価できる子どもは、差別や不平等を黙って受け入れる事が少なく不正に立ち向かっていくといわれています。
コミュニケーション能力
効果的にコミュニケーションができる能力は、グローバル教育の基盤となるものです。明確な自己表現力や、理解しながら聞く能力も他人の見方を正しく評価する為の基礎となり、特に自分の気持ちを伝える力は公正や正義について理解を深める基盤ともなります。不公平な扱いをされている人の思いのわかる子どもは、他の子ども達より早い時期に、他者の権利についても関心を持ち始め、人権についての意識を高める出発点ともなるのです。
協力
協力を必要とするあそびやスポーツの経験は集団の中に助け合いや思いやりの心を育てます。ある仲間達とチームワークよく、協力して「あそぶ」ことによって、子供たちは幼稚園や、家庭や、社会が、ばらばらの個人の集まりではなく、各自の行動が互いに影響しあった相互に関係のある<システム>である事に気付くのです。協力活動を通して、グローバル教育の中心にある「相互依存」という複雑な概念を具体的に身を持って体験する事ができるのです。
教師は子どもとのコミュニケーションにおいて、一方的に知識を伝達するのではなく、子どもの想像を膨らませ複雑で多面的な思考で答えが導き出せるよう「開かれた質問」という言葉かけの方法を用いて、自ら多様な答えが導き出せるよう接しています。
「開かれた質問」とは、あらゆる可能性を秘めた質問です。
- 複数の理由・原因・意味を考えることのできるもの
- 正解は一つしかないと決め付けていないもの
- 他人の言葉や体験を手近な言葉で急いでまとめようとしないもの
- 考えの深まる道を閉ざさないよう配慮したもの
- 自己の解釈で相手の考えを歪めないよう配慮したもの