高松幼稚園の教育
教育上の取組について
高松幼稚園では、教育方針に基づいた具体的な取り組みを、下記のように実践しております。
園外保育の取り組みについて
高松幼稚園では「聞いたことは忘れる 見たことは思い出す したことはわかる」という観点から、直接体験を重視しています。色々な直接体験を就学前に行うことにより、自ら「生きる力」を持った子どもへと成長していきます。
園外保育実施日
満3歳児:随時
年少児 :水曜日
年中児 :月曜・木曜日
年長児 :火曜・金曜日
園外保育実施内容
南園舎での実施内容
広い運動場で運動あそび、サッカーなどの競技、自転車・スケーター・遊具を使った遊びを楽しみます。また、いも畑・果樹園などでの園芸体験や収穫体験 等もできます。
南園舎以外での実施内容
- 年少児
- 栗林公園しょうぶ園、新屋島山上水族館、みかん狩り・はにわっこ広場、親子遠足、
落ち葉拾い、栗林公園梅林散策 等
- 年中児
- 栗林公園しょうぶ園、庵治江の浜海岸海水浴場、虫とり、さぬきこどもの国、落ち葉拾い、
防災センター見学、たこあげ、栗林公園梅林散策、如意輪寺公園 等
- 年長児
- 幼稚園まつり、栗林公園しょうぶ園、ダム・浄水場見学、プラネタリウム、七夕まつり、ことでん電車教室、夏季林間宿泊保育(塩江)、高松空港・さぬきこどもの国、みかん狩り・はにわっこ広場、イサム・ノグチ庭園美術館、親子遠足(女木島)、落ち葉拾い、消防署見学、防災センター見学、たこあげ、郵便局見学、栗林公園梅林散策、峰山登山 等
グローバル教育の取り組みについて
高松幼稚園では、“みんなちがって みんないい”という異質なものを認め、また自らの価値も認め共存するという、真のグローバル教育に取り組んでいます。
グローバル教育の具体的ねらい
- 友達や家族のほかにも相互に依存し合っているものがあることに気付く。
- 自分のものの見方・考え方は、たくさんあるうちの一つにすぎないということに気付く。
- 自分も周囲の世界に対して影響力を持った人間であるという意識を持つ。
- 自らの価値を認め、自分なりの誇りを持ち、他の存在も正しく評価できる目を持つ。
- 明確な自己表現力や、相手の話を理解しながら聞く能力を身に付ける。
幼児期に伸ばしておきたい3つの力への取り組み
セルフ・エスティーム(自己肯定感)
自分という存在が他にかけがえのない存在だと感じられることで、自分の能力がささやかであるかもしれないが、それを使って自分にはむろんのこと、他人や社会にも何らかの貢献ができる存在だと自分を確信できる状態がセルフ・エスティームの確立された状態です。
自らを肯定的にとらえ、価値あるものとして誇れる気持ちがあれば、他の人やモノも同様に肯定的な視点でとらえるようになり、健全なセルフ・エスティームは、よい人間関係の基盤となります。自分に価値を認め、他人のそれをも正しく評価できる子どもは、差別や不平等を黙って受け入れる事が少なく不正に立ち向かっていくといわれています。
コミュニケーション能力
効果的にコミュニケーションができる能力は、グローバル教育の基盤となるものです。明確な自己表現力や、理解しながら聞く能力も他人の見方を正しく評価する為の基礎となり、特に自分の気持ちを伝える力は公正や正義について理解を深める基盤ともなります。不公平な扱いをされている人の思いのわかる子どもは、他の子ども達より早い時期に、他者の権利についても関心を持ち始め、人権についての意識を高める出発点ともなるのです。
協力
協力を必要とするあそびやスポーツの経験は集団の中に助け合いや思いやりの心を育てます。ある仲間達とチームワークよく、協力して「あそぶ」ことによって、子供たちは幼稚園や、家庭や、社会が、ばらばらの個人の集まりではなく、各自の行動が互いに影響しあった相互に関係のある<システム>である事に気付くのです。協力活動を通して、グローバル教育の中心にある「相互依存」という複雑な概念を具体的に身を持って体験する事ができるのです。